xR×技能継承

産業用シミュレーターアプリの開発

労働人口が減少する中、さまざまな業界で技能継承が重要課題となっています。「技術を教えるリソースも限られていて、OJTにも限界がある」という悩みを抱えた皆様に向けて、xRによる臨場感を駆使した技能継承のソリューションをご提案します。


重機シミュレーター

教育・訓練に利用できるプラットフォーム


建設DXが急務となっている建設業界においては、現場の人材不足から教育・技能継承を十分に行えないことが深刻な課題となっています。その中で、福島県の建設会社の方の声をヒントに制作したものが「重機でGo」という重機シミュレーターアプリです。

VR技術を利用することで没入感と立体感を実現し、建設現場で使われる重機の操縦感をよりリアルに体験できる本格的な重機シミュレーターとなっており、教育にかかる人的・経済的コストの削減を目指しました。若年層の建設業参入を目的とした各イベント等では、プロモーションツールとしてもご利用いただいています。

スマホ版

土を掘削し、ダンプに積み込む練習

VR版

土を掘削し、ダンプに積み込む練習


カスタマイズ事例


本アプリではレバーパターンはもちろん、旋回やアームの開閉スピードなどの変更も可能なため、新人の重機オペレーターの育成や、資格取得前の操作練習にご活用いただいています。

弊社では各企業様のご要望に合わせたカスタマイズも承っており、オリジナル重機や現場を再現したステージ、実際の作業に即したシナリオの制作も可能です。

カスタマイズ次第で、なかなか実機で練習できる機会が少ないICT建機の操作訓練や、遠隔施工の疑似訓練にもご利用いただけます。

 

東亜建設工業株式会社 様


東亜建設工業様で活躍する「TOTRA(高濃度軟泥圧送船)」仕様アプリを開発しました。

技術展など様々な展示会での利用を想定しており、同社の仕事を知ってもらうことを目的としています。

幅広い年齢層の方に体験していただけるよう、難易度の異なる「通常モード」と「キッズモード」を実装しています。

開発概要

  • 専用のデザインに変更
  • 2種類のモードの作成
  • MetaQuest2対応
  • ジョイスティック対応
  • マニュアル作成 等

 


開発期間:約3ヶ月 2021年3月納品

株式会社熊谷組 様


「重機でGo」をベースに熊谷組様のご要望に合わせ、展示会での利用を想定したアプリを開発しました。

熊谷組様の現場で実際に活躍する水中バックホウのステージなど、現実ではあまり体験できないような、ゲーム性の高いシナリオを作成しました。

アプリを体験する方に合わせた難易度を設定でき、くじ引きや重機の走行体験が出来るステージも実装しています。

開発概要

  • 専用ステージの作成
  • ステージデザイン
  • ジョイスティック対応
  • MetaQuest2対応
  • マニュアル作成 等

 


開発期間:約12カ月(2021年9月・12月・2022年4月納品)

※初回納品は2021年9月 その後段階的に機能追加

株式会社堀内土木 様


「重機でGo」をベースに堀内土木様のご要望に合わせて、操作訓練での利用を想定したアプリを開発しました。

2人で協力して土を作業場からダンプで搬出するマルチプレイステージや、プレイヤー同士がスコアを競えるランキングステージを実装しました。

クリアまでの速さだけでなく正確さもスコアに反映することで、どのようにしたら効率良く作業できるか(=スコアを上げられるか)を考えながら練習できるような内容になっています。

開発概要

  • ステージデザイン
    (マルチプレイステージ/ランキングステージ)
  • 2人プレイ用のシナリオ作成

  • ランキングシステム
  • 通信機能
  • MetaQuest2対応
  • マニュアル作成 等

 

開発期間:約8カ月 2023年5月納品

 

イベント 「遠隔施工等実演会(施工DXチャレンジ2022)」に出展

2022年11月21・22日に開催された国交省主催の「遠隔施工等実演会(施工DXチャレンジ2022)」に出展し、新たに開発した月面探索シミュレーターを展示しました。

1/6の重力や建設を想定した月面基地を再現
1/6の重力や建設を想定した月面基地を再現
操作イメージ画像
操作イメージ画像
月へもっていくことを想定し軽量化を意識したオリジナルの重機
月へもっていくことを想定し軽量化を意識したオリジナルの重機

開発概要

  • 月面ステージのデザイン
  • 2種類のゲーム内容を作成
  • オリジナルの重機モデル作成 等

開発期間:約3ヶ月

その他カスタマイズ例


除雪車のシミュレーター画像
除雪車のシミュレーター画像
クレーン車のシミュレーター画像
クレーン車のシミュレーター画像
フォークリフトのシミュレーター画像
フォークリフトのシミュレーター画像

除雪車やクレーン、フォークリフトなど、バックホウ以外の重機の作成も可能です。

また、ステージのデザインやゲーム内容などもご要望に合わせたカスタマイズを行っておりますので、まずはアプリの利用シーンやご使用目的などをお聞かせください。

カスタマイズ版納品までの流れ


<STEP1>

打ち合わせ

 

カスタマイズ内容の

ご要望や使用シーン等を

お伺いします。

<STEP2>

見積もり・要件定義

 

お打ち合わせを元に

お見積り・要件定義を行います。

※仕様を決めるにあたり、

数回お打ち合わせさせて

いただく場合がございます。

<STEP3>

開発・テスト

 

開発とテストを行います。

開発期間は3カ月~半年程度を

想定しております。

※カスタマイズ内容により

前後する場合もございます。

<STEP4>

納品

 

ご希望の形式で

納品させていただきます。

納品後アプリの使い方等の

説明会も行います。


イベント出展


重機オペレーターの育成・訓練だけではなく、「建設業の仕事」や「自社ならではの工事技術」を一般の方に広く知ってもらうためのプロモーションツールとして、各地域・対象を超えた様々なイベントで「体験できるアトラクション」として利用され、操作を体験していただきながら建設業への関心を深めて頂いております。

企業様ごとのカスタマイズだけでなく、イベントで「重機でGo」を使用したいという場合も、まずはお問い合わせください。

「遠隔施工等実演会」(施工DXチャレンジ2022) @つくば
「遠隔施工等実演会」(施工DXチャレンジ2022) @つくば
しずおか建設まつり
しずおか建設まつり

2023/11/12  第53回大分県技能祭(大分県立佐伯高等技術専門校様)
2023/11/11     筑波宇宙センター特別公開(宇宙航空研究開発機構(JAXA)様)
2023/10/21-22  ロハスパーク豊岡(兵庫県建設業協会豊岡支部様)
023/6/23      北浜東部中学校職業講話(株式会社堀内土木様)

2023/6/14-15     北海道土木・建築未来技術展
2023/2/25          
令和4年度建設業就職フェア@奈良

2022/12/13        くまもとお仕事探検フェア2022

2022/10/8          みずむすびフェスin県南浄化センター@宮城

2022/11/21-22   「遠隔施工等実演会」(施工DXチャレンジ2022)@つくば

2022/10/01-02   Out of KidZania in ふくしま相双2022

2022/8/20          しずおか建設まつり

2022/9/14          白沢中学校体験型現場学習会@福島

2022/09/13-15   ジモトのシゴト ワク!WORK!@札幌

2021/12/4          さわって、作って、動かして建設業体験イベント2021@京都

2021/10/20-21   けんせつフェア北陸in新潟2021

2019/8/22          道路工事現場⾒学会@愛媛

2019/06/05-06   EE東北'19@仙台

2019/06/01-02   東北絆まつり2019福島


体験版アプリケーション


重機シミュレーターアプリ「重機でGO」

本シミュレーターは、基礎的な重機の操作性を体験できるアプリ「重機でGo」としてリリースされています(Android、iOS対応)。無料で利用できるので、ぜひお試しください。


オンライン学習ツール

TRI-ARROWハンズオン・ラボ


長くエンジニアリング業界の現場を見てきた私たちは、資格などの体系的な知識はもちろんのこと、実際の業務をする上でそれらの知識をどのように使うかを知ることが大切だと考えてきました。そこで生まれたのが社内教育ツール「TRI-ARROWハンズオン・ラボ」です。このオンライン学習ツールはDockerを使って構築されており、その名の通りハンズオンで実際に手を動かしながら仮想環境でシミュレーションをすることに重点を置いた設計になっています。

 

特にサーバー構築や保守、セキュリティなどと言った業務においては、本番環境での失敗が許されません。ですので、仮想環境において「思う存分に失敗ができる」環境がエンジニアの実践的な学びにも繋がると考えます。

 

御社の社内教育において、より実践度を高める学習環境とコンテンツづくりのお手伝いをします。

進捗状況の確認画面
進捗状況がわかるメニュー画面
Linuxコマンドメニュー入力画面
Linuxコマンドメニュー入力画面

ハンズオンラボのコアアーキテクチャ


Dockerコンテナによる独立サーバ環境の提供イメージ

シングルユーザーの場合

ユーザーが1人の時のDockerコンテナ立ち上がりのイメージ図

選択されたコンテンツに基づき、Dockerコンテナが1ユーザーにつき1つ立ち上がります。

マルチユーザーの場合

複数のユーザーが利用した際のDockeコンテナの立ち上がりイメージ図

複数端末が同時にログインした場合は、ログインユーザーごとに1つのDockerコンテナが割り当てられます。他のユーザーとは独立した環境になるため、ユーザーから見ると自分だけのサーバー環境が提供されているように見えるため、セキュアな環境で学習することができます。

Linuxコマンド入力画面のバックエンド

一般的なWebサーバーでは、Linuxコマンドをインタラクティブに動作させることは困難でしたが、下図の仕組みを構築することでLinuxコマンドを作り出すことを実現しました。

Linuxコマンド入力画面のバックエンドの仕組み