IoT×ロジスティクス

センシングソリューションによる業務効率化

複数のセンサーを遠隔地に設置し、そのセンサーから検知された情報を自動で解析するソフトウェアを開発。定期的に行わなければならなかった定型業務を最小限に抑えることができ、大幅な工数の削減を実現します。

フィンランドにある企業、enevo社製のセンサーは電源不要で携帯電話の通信網に接続でき、5年間電池交換不要で利用できる堅牢な製品です。このセンサーと当社の開発したソフトウェアを組み合わせることでセンサーを取り付けた容器の堆積量や消費量を遠隔で把握することが可能になりました。

これまでは残量にかかわらず決まったルートを辿って回収・配送を行っていた業務が、必要なところに必要な時だけ回収・配送に向かうことができるようになり、昨今叫ばれるドライバー不足の解消や既存のドライバーの負担軽減に繋がります。また、ガソリン代や車両維持費と言った経済的コストの削減にも貢献できます。

センサーが収集したデータはグラフや地図、イラストを駆使してわかりやすく表示します。内容物の堆積／消費率を定点観測できることに加えて、地図上に容器と数値を表示させることで、回収ルートも直感的に作成することができます。

また、インターネット環境とブラウザがあればどこでもログインが可能なため、出先でスマートフォンやタブレットで最新の容量を確認することも可能です。センサーによって堆積／消費量の他にも、下記の項目が測定できます。

サイロ（飼料タンク）にセンサーを取り付けることで、残量が少なくなっている農場のみに補充に行けるようになります。特に酪農が盛んな地域では1軒1軒の農場間の距離が離れているため、センサーを利用し配送頻度を最適化することで人的コストのみならずガソリン代等の経費の削減にも繋がります。

当社で扱うセンサーは、液体の残量確認にも利用できます。そのため、灯油やガソリン等のタンクへの取り付けもできるため、燃料類の定期配送の頻度を最適化することもできます。

電源不要のセンサーと、センサーから送られてくる情報を統合するシステムを導入することでゴミ収集のルート回収を効率化。ゴミ箱内の堆積量はもちろんのこと、道路交通状況も加味し、最も効率性の高い回収ルートを自動で作成します。

コンパクトで取り付けも簡単

enevoのセンサーはバッテリーで稼働するため電源は不要です。カバーエリアが広く通信が安定した携帯電話の電波を利用しているため、他にWi-Fiなどの設備も必要ありません。それでいて直径約10cm、重量約600gと小型であるため、すでにご利用の容器やタンクに取り付けるだけですぐに利用が開始できます。

振動、汚れ、温度変化に強い

ゴミ収集用コンテナなどにも利用されることを想定して作られているため、汚れや粉塵にも強く、激しい振動や温度変化にも耐えうる設計がされています。国際規格IP66に対応した防水・防塵仕様で、耐用温度もマイナス40度から80度まで。過酷な環境下でも正常作動します。

センサーWE-008

液体用センサーWE-008L